鋳造の第一歩は“材料選び”から:アルミ合金選び方
今回の題名が、今までのブログ内容とはだいぶ違うことにお気づきでしょうか?
私自身、弊社の仕事内容=アルミ鋳造については、知らないことばかりなので、
自分の勉強も兼ねながら、シリーズ化していこうと思います
アルミというと、一般的には、缶ビール、鍋、サッシ、ホイールなどを
思い浮かべますが、この工場では、医療器、炊飯窯、防災部品、鉄道部品、
自動車部品と、低圧鋳造という特殊な製法で作られたものばかり。以前、
工場見学と工作教室を行っていたときに、子供達や学生さんに説明すると、
「アルミホイル作ってるの?」と聞かれたりしました
そんな薄いものは作れず、分厚いかたまりが多いイメージ!
そんなことを思い出したので、アルミ鋳物ができるまでを、わかりやすく最も
一般的な「アルミホイル」=料理に使う!をヒントに、料理に例えて解説して
いきたいと思います
アルミの材料を選定、アルミ合金(他の成分を混ぜたものを)の塊を購入
いろいろな種類の合金があるため、まずはどんなアルミ合金を使うかがとても
重要なのです。アルミ鋳物は“どの合金を選ぶか”で性能が決まります
✨ アルミ合金選定の重要性
合金の選び方次第で、強度・耐食性・熱伝導性が大きく変わります
間違った合金を選んでしまうと、早期破損や性能低下、追加コストにつながる
可能性があるからです
✨ 弊社では、AC4CHというアルミ合金を選定
AC4CHは「バランスの取れた優等生」タイプのアルミ合金です
鋳造性・強度・靱性・耐食性のすべてを高いレベルで兼ね備えて、強度が必要な
自動車のホイールに使われています
🌟専門的に言うと、 AC4CHの特徴は
• 高純度版のAC4C:Fe(鉄)の含有量を抑えることで靱性と耐食性をさらに向上
• 鋳造性が良好:流動性が高く、複雑な形状でも鋳造しやすい
• 強度と靱性のバランス:中程度の強度ながら、実体強度は信頼性が高い
• 耐食性に優れる:特に自動車ホイールや足回り部品など、腐食環境にさらされ
る用途に適している
(弊社は、40年前、アルミホイール鋳造からスタートしました)
🍲AC4CHは、お鍋(鋳型)の中に、高級食材でお料理したイメージ
料理は、まず食材選びが大事ですよね
🏆AC4CH × 金型鋳造
• 鋳造性◎:流動性が高く、複雑形状にも対応
• 靱性・耐食性◎:Fe含有量が低く、割れや腐食に強い
• 量産性◎:金型との組み合わせで高精度・高歩留まりを実現
弊社がAC4CHを選ぶ理由 ⇒ 製品の信頼性を最優先しているからです


では、次に、このアルミ合金をどうやって、溶かして形にするのか「溶解編」を
みてみます!